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合格者の声

今回は高校の団体受験校の先生にお話を伺っています。
この高校では2年生を中心に希望制で4級受験をしました。

話し手=高知県立岡豊高等学校 美術科教諭 駄場先生

--貴校ではどうして「美術検定」の団体受験をなさったのですか?

駄場
本校は、普通科総合選択制の高等学校で美術科のある学校ですが、美術史の授業があるのは現在3年生だけです。授業の中心は実制作となります。ただ、生徒たちは進路にデザイナーなどクリエイティブ業界を目指すことが多く、大学や専門学校で新しいテクニックやデザインなどを身につけたとしても、それらはすぐに色あせてしまうものです。その時に生徒たちを支える一つが、多くの作品との出会いや、社会とのつながりである美術史の知識なのではないかと考えています。「美術検定」は、そのきっかけによい機会ととらえました。

--受験対策の授業などはされているのでしょうか?

駄場
受験そのものも希望制をとっていますので、授業は特に実施していませんが、練習問題を配布し、個人的に添削をするのが主な対策です。問題集を全員に配布できればいいのですが……。受験時期が3年生は卒業制作のシーズンと重なりますので、本校の受験生は2年生中心です。現在は毎年受験は難しく、4級受験で留まっていますが、上級を目指す生徒も出てきたら、少し対策も変えていかなくてはいけないかな、と考えています。

--受験や受験勉強をきっかけに、生徒たちには変化がありましたか?また、受験させてよかったと感じられたことがありましたら教えてください。

駄場
制作に興味を持つ生徒が集まるコースですが、検定の勉強をしていくうちに、制作より理論に興味を持ち始めた生徒がいたのは象徴的なことでした。自分は作るより美術史に興味があったんだな、というような自ら気付く機会は、成長過程の子どもたちにはとても重要だと思います。また、そのような生徒が1人いると、周りの子どももよい影響を受けます。学ぶということに対し、非常に前向きな姿勢になってきたのは受験の良かった点でもあり、生徒たちの大きな変化でした。

--本日はありがとうございました。

聞き手・文=染谷ヒロコ 「美術検定」ブログ編集